猫の適正な食事回数について詳しく解説

このブログではこんなお悩みが解決できます。
  • 猫さんにとっての適正な食事回数は何回なんだろう?
  • 吐き戻しが多い場合はどうしたらいい?
  • ごはんの催促が多い場合はどうしたらいい?

一般的に1日の食事回数は2~3回とされていますが、これは人間の都合でいわれている回数です。
もともと猫さんは、少しの量を何回も食べる(少量頻回採食)動物といわれています。
そのため少量を何回にも分けて与えるほうがよいのですが、飼い主の都合も考慮すると、3回以上がよいと思われます。

また、吐き戻しやごはんの催促についての対処法も、詳しく解説しましたので参考にしてください。

このブログが、お悩み解決の糸口になれば幸いです。

猫さんの適正な食事回数

一般的には1日の食事回数は2~3回とされていますが、これは人間の都合でいわれている回数です。
猫の採食パターンから考えると、少量を何回にも分けて与えるほうがよいのですが、飼い主の都合も考慮すると、3回以上がよいと思われます。

猫さんによって、空腹で吐いてしまう猫さんや、一回の食事量が少ない猫さんもいますので、猫さんに合った食事回数を見つけてあげましょう。

食事回数は猫の採食パターンに関係している

野生の猫は食事の時間も回数も決まっておらず、24時間を通して(約9~16回に分けて)少しずつ食べる性質があります。
また、猫の胃は伸展性が低いため、一度にたくさんの量を食べることができません。
そのため猫は、少しの量を何回も食べる(少量頻回採食)動物といわれています。

適正な食事時間

食事時間は何時に与えるのか、時間を決めて与えましょう。
食事時間がバラバラだと、生活習慣が乱れてしまい、ごはんの催促行動や吐き戻しにつながるため、食事時間はきちんと決めて与えることをオススメします。

ごはんの催促が多い場合の対処法

頻繁にごはんの催促がある場合でも、すぐにごはんやおやつを与えないようにしましょう。
なぜなら猫さんは頭がいいので、すぐ与えてしまうと催促すれば、ごはんが貰えると認識してしますからです。

ごはんの催促が多い場合の対処法
  • 徹底的に無視する
    一見かわいそうと思われますが、ここで根負けしてごはんや、おやつを与えてしまうと猫さんは催促すれば、ごはんやおやつが貰えると認識してしまうので、ここは心を鬼にして無視しましょう。
  • おもちゃで遊んであげる
    適度な運動をさせて気を紛らわせましょう。
  • 食事の回数を増やす
    一回の食事量を減らして、食事回数を増やしましょう。

    事例として、ごはんの催促が多かった猫さんに、1日3回の食事回数から5回に増やしたら、ごはんの催促がなくなったということがありました。

    また、もともと猫さんは少しの量を何回も食べる(少量頻回採食)動物なので、その子にあった食事回数を見つけてあげてください。

猫さんの吐き戻しについて

猫さんはもともと吐きやすい動物です。
ただし、吐しゃ物によって様子を見てもいい場合と、すぐ動物病院に連れて行った方がいい場合があります。
そのため猫さんが吐いてしまった場合は、吐しゃ物と猫さんの状態を観察して、動物病院に連れて行くのか判断しましょう。

様子を見ても大丈夫な吐き戻し

以下の吐しゃ物で吐き戻しが単発、なお猫さんが元気であれば、基本的には様子をみても大丈夫です。


吐いた後も元気で、その後も普通にごはんを食べる場合は、一時的な胃腸の不調も考えられるので、猫さんの健康状態をよく観察しましょう。


吐いた後にごはんを与える場合は、猫さんが欲しがっても量を少なくし、ウェットフードやドライフードをお湯でふやかして、消化しやすいごはんをあげましょう。

  • 毛玉
    猫さんは毛づくろいの際に毛を飲み込んでしまうため、毛玉を吐くことは自然な生理現象です。

    毛玉を吐く回数が多いようなら、まめにブラッシングをしてあげたり、毛玉ケアに注力したキャットフードに変えてあげましょう。
  • 固形の食事を吐いた場合
    原因として早食いか、一回の食事量が多いことが考えられます。

    早食い防止のお皿に変えてあげたり、一回の食事量を少なくして食事回数を増やしてあげましょう。
  • ドロドロ状の食事を吐いた場合
    与えているキャットフードが猫さんの体にあっていない。または、一回の食事量が多い場合があります。

    キャットフードを変更したり、一回の食事量を少なくして食事回数を増やしてあげましょう。

  • 胃液
    よく朝飼い主が起きると、猫さんが吐いていた。ということがあると思います。
    これは夜ごはんと朝ごはんまでの時間が猫さんの体に合っておらず、空腹で吐いてしまうことが考えられます。
    この場合は、寝る前に少量夜食として与えるか、自動給餌機などを使い空腹になる時間を減らしてあげましょう。

与えているキャットフードが、猫さんの体にあっているかの判断基準については、詳しく書いたブログがあるので参考にしてください。

動物病院に行った方がいい吐き戻し

2~3日ごはんを吐くや、食べるけれど吐く頻度が増えた場合も、動物病院に連れて行きましょう。

また、以下の場合は様子を見ずに、すぐに動物病院に行ってください。

  • 7歳以上の猫さんが吐いた場合
    高齢になると病気の場合があるため、様子を見づに動物病院に連れて行きましょう。
  • 吐しゃ物に血が混じっている場合
  • 異物を誤飲・誤食した場合

お読みいただき、ありがとうございました。
このブログがお役に立てば幸いです。

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