ドライフードは開封後、空気に触れると酸化し劣化していき、味や栄養が低下するだけでなく、場合によっては猫さんの体調が悪くなる原因になります。
残念ながら、ドライフードの酸化や劣化を止めることはできませんが、酸化や劣化を遅らせることは可能です。
その酸化や劣化を遅らせる方法で、最適なのがドライフードの小分け保存です。
小分け保存も、ただドライフードを小分けにするだけでは意味がありません。
そのためこの記事では、ドライフードの酸化や劣化を遅らせて、ドライフードの鮮度を保つ最適な小分け保存の方法を詳しく説明しています。最後までこの記事を読んで、ぜひ試してください。
あなたの大切な猫さんが、キャットフードを最後まで、おいしく食べてくれるように、お手伝いができましたら幸いです。
ドライフードが劣化する要因
ドライフードは主に、3つの影響によって劣化していきます。
キャットフードの劣化について詳しく知りたい方はこちらをチェック⇩
酸化や劣化したドライフードはどうなるのか
劣化したドライフードは下記のようになり、劣化が進んだドライフードを猫さんが食べることで、体調が悪くなったり吐いてしまったり、食いつきが悪くなる場合があります。
そのためドライフードを正しく保存して、最後まで猫さんにおいしくドライフードを食べてもらいましょう。
保存容器の必要性
開封後のドライフードをクリップなどで留めて保存していたり、ジップ付きのドライフードを袋だけで保存している方が多いのではないでしょうか。
クリップで留めているだけでは、密封はできておらず、クリップの隙間から空気が入ってしまっています。
また、ジップ付きのドライフードは、ジップ部分にドライフードの細かい破片が付着していて、キチンと閉まっていなかったり、ジップの閉じ損じが生じてしまうことがあるため、袋だけで保存することはあまりオススメはしません。
そのため、袋のまま保存容器にいれて、ドライフードの袋の中に空気が入らないように、保存することがオススメです。
保存容器の違いを把握して保存容器を選ぼう
保存容器は主に3つに分類されます。
この3つの保存容器の違いを把握していないと、残念ながらドライフードの劣化を遅らせることはできません。
そのため違いを把握して、キチンとドライフードを保存しましょう。
ドライフードの酸化と劣化を遅らせる最適な小分け保存とオススメの保存容器
ドライフードの酸化や劣化を遅らせるためには、ドライフードが空気に触れる回数を減らし、光に当たらない、高温多湿の場所を避けて保存することが大切です。
そのため大袋で小分けになっていないドライフードであれば、まず小分けにして真空パック機を使って真空パックにします。
小分けにしたドライフードは、光が当たらず高温多湿にならない場所に保存しましょう。
小分けにしたドライフードを開封したら、遮光性のある真空保存容器に入れて保存する方法が、1番ドライフードの酸化や劣化を遅らせて、最後まで猫さんにおいしく、ドライフードを食べてもらえる保存方法です。

真空パック機の詳細はこちらをクリック
小分け袋は、アイリスオーヤマ 専用ロールがオススメです。
保存容器をターンシールにする場合は、幅15㎝がオススメ
1匹~2匹飼いの方にオススメ

ターンシールの詳細はこちらをクリック
3匹以上の多頭飼い又は、複数のドライフードを与えている場合にオススメ
KUWATOSUKI 全自動真空保存容器の詳細はこちらをクリック
オススメ真空パック機
アイリスオーヤマ フードシーラー 真空パック機 VPF-M60 チャコールグレー
最大約60kPaの脱気力で素早くしっかり、袋内を真空にしてくれます。
真空機本体にカッターが付いているので、専用ロールを手軽に垂直に切ることができ、真空機本体に専用ロールが収納できるので便利です。
※真空パックの袋は、アイリスオーヤマのフードシーラー専用の袋でないと使用できません。
真空パックのロールタイプを使う方には、こちらの真空パック機がオススメです。





アイリスオーヤマ フードシーラー 真空パック機
最大約50kPaの脱気力で素早くしっかり、袋内を真空にしてくれます。
※真空パックの袋は、アイリスオーヤマのフードシーラー専用の袋でないと使用できません。
価格もリーズナブルで、真空パックを試してみたい方にはオススメです。





オススメ保存容器5選
ANKOMN ターンシールの詳細
ターンシール(ブラック・ホワイト)なら遮光性があり、蓋のダイアルを数回まわすだけで、容器内が真空になり、ドライフードが空気に触れる頻度が減るため、密閉容器より鮮度が長持ちします。
また、電気を使わないことから経済的にもオススメです。
容量1.2Lでドライフードが約400g入る。(ドライフードの大きさにより前後する)

ANKOMN ターンシールとエバーロックの違い
ANKOMNの保存容器には、ターンシールとエバーロックの2種類が存在します。
この2種類の外見は同じですが、保存方法が違いますのでご注意ください。
この記事で1番オススメしているのは、ターンシールの方です。


KUWATOSUKI 全自動真空保存容器の詳細
ステンレス製の自動真空容器で、電気を使っていますが容器内が熱くならないため、自動真空容器ではこちらがオススメ。
また、容量が12Lあることから多頭飼いで小分け保存にして開封したものを保存する方や、小分けにせずキャッドフードの袋のまま、保存する方にもオススメです。


多頭飼いで小分け保存にして開封したものを保存する方や、小分けにせずキャッドフードの袋のまま保存する方にもオススメ
ANKOMN エバーロックの詳細
蓋のダイアルを右に45度ひねるだけで、強力に密閉でき、UVカット効果があります。
容器内は真空にはならないため、袋に乾燥剤を入れて保存がオススメです。乾燥剤はダイソーなどの100円ショップで購入できます。
ターンシールとエバーロックの違いについてはこちらをクリック
山崎実業 tower フードストッカーの詳細

蓋にパッキンが付いていて密閉性があり、容器の大きさの種類も豊富で、真空容器に比べると価格も安い。
真空にはならないためドライフードの袋に乾燥剤を入れて、袋のまま保存することをオススメします。乾燥剤はダイソーなどの100円ショップで購入できます。
ニトリ 洗えるレバーキャニスターの詳細
蓋にはパッキンが付いているため密閉性がある。
また、容器の大きさの種類も豊富で、真空容器に比べると価格も安い。
容器が透明なため遮光性がなく真空にはならないので、ドライフードの袋に乾燥剤を入れて、袋のまま保存することをオススメします。乾燥剤はダイソーなどの100円ショップで購入できます。

お読みいただき、ありがとうございました。
このブログがお役に立てば幸いです。
覚えておきたい基礎知識