猫の水分摂取量増加に効果的なミックスフィーディングについて詳しく解説

猫さんの水分摂取量増加に効果的なミックスフィーディングの方法を確認しよう

最近ミックスフィーディングという食事方法が、オススメされていますがご存じでしょうか?

このミックスフィーディングは、あまり水を飲んでくれない猫さんに、とてもオススメな食事方法です。
間違った方法で与えてしまうと、あなたの大切な猫さんの体調が悪くなったり、太ってしまったりするので、必ず最後まで確認することをオススメします。

適正量の水分を摂ることは、猫さんの健康と長生きにもつながります。

あなたの大切な猫さんが、健康で長生きできるよう、このブログがお役に立てば幸いです。

ミックスフィーディングとは何か

ミックスフィーディングとは、ドライフード(カリカリ)とウェットフード(缶詰やパウチ)を組み合わせて与える食事方法のことです。

また、ウェットフードはドライフードに比べると、水分量が多いため自然と食事から摂れる水分量が増加します。
そのため、あまり水を飲んでくれない猫さんに、オススメな食事方法です。

どれくらい水分量が増えるのかはこちらをクリック

猫さんにとって水の大切さ

猫さんの体の約60%~70%は、水分でできています。
そのため、水は猫さんが生きていくうえで、必要不可欠なものです。

猫さんの1日に必要な水分量は1㎏あたり、50㎖の水を必要としています。

これは1日に必要な量なので、食事から取れる水分量も含めての量です。
決して1日に水だけを飲む量ではないので、お間違えないように。

猫さんは特に泌尿器系の病気(尿路結石や腎臓病など)にかかりやすいため、十分な水を飲ませることは、これらの病気の予防にもつながります。

水の体内での働きと水分量を増やす際の注意点についてはこちらをクリック⇩

ミックスフィーディングの3つのメリット

ミックスフィーディングを取り入れることで、猫さんの飲水量が増えることはもちろん、猫さんにメリットが多いためオススメの食事方法です。

ミックスフィーディングのメリット 飲水量が増える

ドライフードは約10%の水分量で、それに対してウェットフードは約80%の水分量になります。
そのためドライフードのみを与えているよりも、ウェットフードとドライフードを組み合わせて与える、ミックスフィーディングの方が、自然と水分摂取量が増えるということです。

また、ドライフードのみとウェットフードの食事を比較すると、いっけんドライフードのみの方が水を飲んでいるように見えますが、ドライフードのみの食事よりもウェットフードの食事の方が、トータルの水分摂取量が多いといわれています。

ミックスフィーディングのメリット 猫さんの食事の楽しみが増える

一般的に猫さんはドライフードより、ウェットフードを好むとされています。そのためミックスフィーディングにすると、食事のバリエーションが増えるため、猫さんのごはんの楽しみが増える。

ミックスフィーディングのメリット 飼い主様の経済面にも考慮

ドライフードよりウェットフードの方が価格が高く、すべてのごはんをウェットフードにするより、ドライフードとウェットフードを組み合わせて与える方が、食費が抑えられる。

ミックスフィーディングの2つのデメリット

ミックスフィーディングは、猫さんにはメリットしかないのですが、飼い主様にはデメリットに感じることがありますので詳しく解説します。

飼い主様はデメリットまで確認して、取り入れるのかよく考えてください。

ミックスフィーディングのデメリット 食事管理の難しさ

ミックスフィーディングは、ドライフードとウェットフードを組み合わせて与えるため、1日のごはんの量を決めて与えないと、猫さんが太ってしまったり痩せてしまったりします。そのため、ドライフードとウェットフードの量をきちんと決めて与えましょう。

また、ウェットフードはドライフードより傷みやすいので、ドライフードのときに食べ残しても、多少そのまま置いておいても大丈夫ですが、ウェットフードは食べ残した場合、置いておくことができなくなります。

ミックスフィーディングのデメリット ドライフードのみの場合より食費が増加する

ドライフードよりウェットフードの方が価格が高く、すべてのごはんをウェットフードにするより、ドライフードとウェットフードを組み合わせて与える方が、食費が抑えられるますが、ドライフードのみと比べると、やはりミックスフィーディングの方が食費が高くなる。

ミックスフィーディングでのごはんの与え方

誤った与え方をしてしまうと、猫さんの体調に変化が生じたり、ストレスになるので、最後まで確認することをオススメします。

ミックスフィーディングの与え方で決めることは、大きく分けて3つあります。

ミックスフィーディングの与え方
  • 与えるフードを選ぶ
    年齢に合った総合栄養食の、ドライフードとウェットフードを選びましょう。

    ドライフードはほとんどが総合栄養食なので問題ないと思いますが、ウェットフードはその他目的食が多いため、必ず総合栄養食であることを確認しましょう。

    ドライフードとウェットフードの成分は近いもので、フードの特徴はそろえることをオススメします。
    フードの特徴とは、毛玉の吐き戻しやダイエットなどに注力したものです。
  • フードの与え方を決める
    • 毎食ドライフードとウェットフードを与える。
    • 決めた日や時間にドライフードとウェットフードを与える。
      例:
      • 食事回数が3回だったら土曜・日曜だけ、2回はドライフードのみ、1回はウェットフードのみ。
      • 毎日夜だけ、ドライフードとウェットフードを与える。 など
  • 量を決める
    1日のごはんの量をドライフードとウェットフードに分け、それぞれの量を調整します。
    ウェットフードを与える量が決まったら、1日に与えるドライフードの量を減らす方法が一番簡単です。

計算方法はこちらを参考にしてください。(おやつをウェットフードに変換して計算してください)⇩

  • ドライフードとウェットフードを混ぜて与えるのか、別々に与えるのか迷っている方は、猫さんの好みで決めましょう。

    猫さんによっては、ドライフードとウェットフードを別々で食べた子もいれば、混ぜて食べたい子もいるので、その子に合った与え方を選んであげましょう。

    また、ドライフードとウェットフードを混ぜて与えた場合で、食べ残したときは長時間放置してしまうと傷んでしまい、猫さんが体調を壊すことがあるので、一定時間たったら処分しましょう。
  • ウェットフードの量は、必ず決めて与えることをオススメします

    日によってウェットフードの量が違うと、猫さんはドライフードよりウェットフードの方が好きな子が多いため、ウェットフードが多い場合は喜ばれますが、少ないと不満がつのりストレスになる場合があるからです。

ミックスフィーディングの与え方は、猫さんの体調や飼い主様の都合を考慮して決めてください。

お水を飲ませる工夫は忘れずに!

食事から摂れる水分量が増えたからと言って、1日に必要な水分量は食事から摂れる水分量だけでは不足しています。
そのため必ず新鮮な水を用意することはもちろん、水を飲んでもらう工夫は必要です。

お読みいただき、ありがとうございました。
このブログがお役に立てば幸いです。